「英検準1級語彙・イディオム問題500」の4回目終了

「英検準1級語彙・イディオム問題500」の4回目が
先週末、やっと終わった。
この問題集は大問1の4択問題(過去問)対策で、必須だと思う。
ただ、
見開き左側の解説文に、選択肢の全ての意味が書いてなく、巻末を見なければならない点が
少し残念。
確かに、
問題文に対応して整理されているとはいえ、ページを行ったり来たりと少しわずらわしい。
(2級でも使ったが、やはり必須だと思う。2級では、解説文に各選択肢の単語の意味も書かれていたので、使い勝手も良かった。)


今回は、今までやっていなかった巻末の模擬テスト(25問×4回)も含めて
全てやった。

巻末の模擬テストは、本試験と同じ25問を1セットとし4回分あるが、
解答時間が15分とされている。
しかし、
最初やったら、7分オーバーの22分もかかってしまった。
とりあえず、
徐々に時間は短縮されたが、1~2分はオーバーする。
(しかも点数は、20、18、21、21点なので不安あり、本番は緊張するのでさらに下がる)

まだ
試験モードではなく勉強モードだからか???
すなわち、
勉強モードで
問題文をじっくり読んでよくかみ締めて理解してから解答すると時間がかかる。
でも
試験モードなら、解ければよい。
問題文の理解は最小限でよく、テクニックや消去法を重視する。
時には、問題文の途中で答えがわかるものもあり、
解けたらドライに次へ行けばよいのだ。

とはいえ、英検2級のときのようにはいかない。


「英検準1級語彙・イディオム問題500」の巻末の模擬テストの中で
細かいことだが少し気になったものをごく一部だけ挙げると、


模擬テスト第2回(4)問は問題文が内容的におかしい
というより、
解説に『「金利」(interest rates)を上げることは、経済を刺激するためである。』
と最初に書いてあるために、逆に問題文が意味が変に見えてくるのだ。
そもそも
金利を上げることは経済を刺激するどころか、その反対である。


好況で加熱している経済を冷やすときに金利を上げるのでは?????
逆に
日本のバブル崩壊後の不景気の中で、日銀は金利をドンドン下げていった。
リーマンショック以降のアメリカも不景気対策として、金利を下げていった。

不景気ないし弱い経済回復で金利上げちゃ、だめでしょ。っていうのがこの問題(解説)の疑問点。


問題文は、
(4)Next year, the country's Central Bank may decide to raise interest rates.
This decision is especially important because the country's (    ) economic recovery is still very uncertain.

1 frail 2 rational 3 innate 4 sufficient


この選択肢の中で、知っている単語は、2と4だけ。で、選びようもなく4にして間違えた。


1 frail 脆弱な、弱い
2 rational  理性的な
3 innate 生まれながらの
4 sufficient 十分な


第一文 Next year, the country's Central Bank may decide to raise interest rates.
は、
来年、中央銀行が、金利を上げる決定をするようだ。

第二文、
This decision is especially important because the country's ( frail ) economic recovery is still very uncertain.
は、
この中央銀行の決断はとりわけ重要だ。この国の(脆弱な)経済回復はまだとても不安定だからだ。

とある。


(脆弱な)経済回復
のときに
解説に書いてあるように『「金利」(interest rates)を上げ』たら『経済を刺激する』どころか、
逆に経済を収縮させてしまう。

解説文を前提にすると、この問題文は

景気は回復気味とはいえまだ脆弱なため、景気を刺激すべく来年、中央銀行(日本では、日本銀行)は金利を上げるようだ。この決定は、景気を刺激して経済を回復させるために、とても良いことだ。

というニュアンスになると思うが、前述のように論理的には間違っている。


ただし、

この『「金利」(interest rates)を上げることは、経済を刺激するためである。』
との解説文がないなら、
一応問題文の意味は通る

すなわち、

確かに景気は回復気味だがこの脆弱な経済環境で、なんと来年中央銀行(日本では、日本銀行)は金利を上げるようだ。今後どうなるんだろう、そんなことして大丈夫だろうか?いずれにせよこの決定は重大だ。

という意味にもとれる。これなら問題ない。

要は、解説文の最初の一行を削除すればよい。






模擬テスト第3回(10)問は、BBCをやってて良かったというケース
すなわち
(4)The collapse of equity markets would (    ) a worldwide recession and cripple multinational corporations

1 trigger 2 withdraw 3 smash 4 undermine


equity market→ エクイティ(equity)とは、エクイティ・ファイナンス(equity finance)、つまり、株式など有価証券を発行して資金を調達すること(新株発行による資金調達)なので、エクイティー・マーケットとは、stock market(株式市場)と同じ意味。
なお、東京株式市場は、Tokyo stock exchange などとも言う。

本文の訳
株式市場の崩壊は、世界規模の景気後退を引き起こし、多国籍企業の機能を停止させるだろう。

この問題は、a worldwide recession まで読めば、1のtrigger(引き金を引く、きっかけとなる、引き起こす)が答えだと
すぐわかる。
はぼ決まり文句的なので。BBCでもよく見かけた。

4 undermine は、じわじわと蝕んでいく感じで、これもBBCでは、よく見かける単語(2級でも習ったような)。
2 withdraw(預金などを引き出す、撤退する、撤回する) 3 smash (粉々に打ち壊す)も、2級で出てくる単語だろう

また
その後に続く、crippleは、福島原発関連のBBCの記事には、その解説部分で100%出てくる単語。
こんなふうに
The plant was crippled by the 2011 earthquake and tsunami.
この発電所は、2011年の地震と津波で大きな損害を受けた

cripple=機能を停止させる、大きな損害を与える、無力にする、手足の不自由な人


とっても細かくてどうでもいいのだが、
気になった問題で、
模擬テスト第4回(6)問

Senator Jenkins was sentenced to 18 months in prison for accepting illegal campaign (     ) from the
state's top dairy producer.

1 donations . 2 ovation . 3 dialogues . 4 remedies

政治家がもらって裁判で有罪になるのは、金がらみだと予想がつくから、
1 donations (寄付)が答えなのは、すぐわかる。donationは2級で習うのでは?

2 ovation(大喝采) よく映画祭などで映画を見た後、皆で立ち上がって拍手することをスタンディング・オベイションといが 、そのオベイション。
3 dialogues(会話) .
4 remedies(治療の複数形)
これらも2級レベルの単語ではないのか?
問題文自体が裁判関連なので準1級レベルということだろう。
ただ
裁判がらみのニュースはBBCでもよく出てくるので、慣れてしまえばパターンが決まっているので
なんとかなる。


ここまでは問題ない。

問題は翻訳
ジェンキンス上院議員は、州最大規模の酪農業者から違法な選挙運動のための寄付を受け取ったとして、懲役18ヶ月の刑に処された。

一見何の問題もないようだが、
実はアメリカには、懲役刑という刑は存在しない。
懲役とは刑の内容として働くことも義務となっているもの。
単に、刑務所に拘禁される刑として、禁固刑と訳するのが正解
テレビのニュースでもよく間違えられている。

まあ細かいことで、どうでも良いといえばその通り。
でも翻訳者としては、致命的では?

以前、ある海外の日本語訳の小説を読んでいたら、突然「手銃」という単語が出てきた。
なんだ????
と思って考えたら、あっ、handgun ね。日本語だと 拳銃、普通のピストルね。
翻訳者を見たらやっぱり女性だった。
男向けのハードボイルドは女の翻訳者じゃ無理かも。
とても白けて以後、読むのを止めた。
逆にハーレークィンロマンスは、男の翻訳じゃ無理かも。

同様に
模擬テスト第3回(13)問も多少気になった。
とても細かいことだが、


Share prices in major markets (     ) from yesterday's highs this morning on concerns of rising oil prices and dismal prospects in the retail sector.

1, withstood . 2. retreated . 3. bloated. 4. brimmed

単語自体は、 2. retreated (後退する、の過去形)以外知らなかった。
これで意味が通ったので、この肢を選び、たまたま正解した。

1, withstand (圧力などに耐える).
3. bloat. (ふくれる、を膨らます)
4. brim (あふれそうになる、を縁まで満たす)


内容自体は、株式関連のニュースでは、日本語でもよく使われる言い回しのパターン。
要は、昨日は株価が高かったけど、今朝は原油高と小売部門の先行き不透明感からまた下がった、ということ。

解説の訳は
石油価格の高騰と小売部門の先行きの暗さを懸念して、今朝、大手株式市場の株価が前日の高値から後退した。

細かいですが
普段ニュースを見ていると
大手株式市場とは、日本語として、言わない。

major marketは 主要な株式市場、というのでは?
(それとも、最近は「大手」と言うのでしょうか???)
大手は、大手企業とは言うでしょうが...


そして、問題文では、
major markets と複数になっているので
世界の主要株式市場、とか、世界の主なマーケット、と訳す方が、普段のニュースでよく耳にする日本語の表現とり、良いような気がする。


いずれにせよ、
この問題集は、とても良い本だと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

参考にさせていただいてます
2013年09月20日 01:00
ブログをみてこの問題集買いました!
最後の方のページをみないと単語の意味が全部わからないのはすごく煩わしいですね…あと確かに日本語訳と解説が??と思ったのも何箇所かありました。

自分も今回準一級受けるのでこちらのブログはすごく励みになります。頑張ってください!!(問題集をやってみたところ、自分ではまだまだ合格できるレベルに達してないなと思ったので、2度3度挑戦しようと思っています…)
守山南1527
2013年09月23日 01:43
コメントありがとうございます。
2級と比べて準1級は単語が多くて大変ですよね。
僕も間に合うか心配です。

試験まで2週間前後、ちょっと怖いです(笑)。
お互いにがんばりましょう。

この記事へのトラックバック